FastMetalで最初のチャット補完を呼ぶ(5分ハンズオン)
FastMetal で最初のチャット補完を呼ぶまでを、5分で進めるハンズオンです。OpenAI 互換のエンドポイントなので、すでに OpenAI を触ったことがある方ならそのまま、初めての方でもコピペで動かせます。やることは「キー発行 → 残高チャージ → リクエスト送信 → レスポンス確認」の4ステップだけです。
1. API キーを発行する
まずダッシュボードにログインし、API キーを発行します。キーは sk- で始まる文字列で、1本のキーで複数のモデルを呼び分けられます。
発行したキーは画面を離れると再表示できないことが多いので、その場で控えておきましょう。コマンドラインで使うなら環境変数に入れておくと安全です。
export FASTMETAL_API_KEY="sk-..."
2. 残高をチャージする
発行直後のキーは残高が 0 です。この状態で API を呼ぶと、後述の budget_exceeded エラーになります。ダッシュボードから円建て(JPY)のプリペイド残高を少額チャージしておきましょう。料金の目安は料金ページで確認できます。
FastMetal は前払い式なので、使った分だけ残高から差し引かれます。使いすぎる心配がなく、最初のお試しには数百円もあれば十分です。
3. 最初のリクエストを送る
/v1/chat/completions に POST します。ポイントは2つだけ。Authorization ヘッダーに Bearer を付けてキーを渡すことと、Content-Type: application/json を指定することです。
curl https://api.fastmetal.ai/v1/chat/completions \
-H "Authorization: Bearer $FASTMETAL_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "anthropic-claude-haiku-4-5",
"messages": [
{"role": "user", "content": "FastMetalについて一言で教えて"}
]
}'
messages は会話の配列です。role には user(あなた)、assistant(モデルの返答)、system(振る舞いの指示)が使えます。まずは user の1件だけで十分です。
4. レスポンスを確認する
返ってくる JSON はおおよそ次の形です。応答テキストは choices[0].message.content に入っています。
{
"id": "chatcmpl-...",
"object": "chat.completion",
"model": "anthropic-claude-haiku-4-5",
"choices": [
{
"index": 0,
"message": {
"role": "assistant",
"content": "FastMetalは円建てで使えるLLM APIです。"
},
"finish_reason": "stop"
}
],
"usage": {"prompt_tokens": 22, "completion_tokens": 18, "total_tokens": 40}
}
usage には消費トークン数が入るので、コストの目安にもなります。ここまで動けば、最初のチャット補完は完了です。
うまくいかないときは(トラブルシューティング)
最初の1回で詰まりやすいのは、ほとんどが次の3つです。エラーメッセージを見て対処してください。
| エラー | 主な原因 | 対処 |
|---|---|---|
401 Unauthorized | キーが間違っている/Bearer を付け忘れた/環境変数が空 | echo $FASTMETAL_API_KEY で値を確認。ヘッダーは Authorization: Bearer sk-... の形に |
400 budget_exceeded | キーの残高が 0、または使い切った | ダッシュボードから残高をチャージ |
404(モデル不明) | model の値が間違っている | モデル一覧で正しいモデル ID をコピーして指定 |
その他、応答が返らず止まる場合は、ネットワークやタイムアウトを疑い、リクエストを送り直してください。JSON が壊れていると 400 になるので、-d の中身が正しい JSON か(カンマや引用符の閉じ忘れ)も確認しましょう。
コードから呼ぶときは
curl で動けば、コードでも同じです。OpenAI 互換なので、OpenAI 公式 SDK の base_url を https://api.fastmetal.ai/v1 に差し替え、api_key に FastMetal のキーを入れるだけで動きます。Python での具体的な手順は次のチュートリアルで解説します。基本の発想は curl とまったく同じで、messages を渡して choices[0].message.content を読むだけです。
よくある質問
Q. キーを再発行したら古いキーは使えますか? A. 発行済みのキーは引き続き有効です。不要になったキーはダッシュボードから削除(無効化)できます。
Q. 1本のキーで複数のモデルを使えますか?
A. はい。リクエストの model を変えるだけで、同じキーのままいろいろなモデルを呼び分けられます。
Q. 無料で試せますか? A. 前払いのプリペイド方式です。少額からチャージできるので、まずは数百円分でお試しください。料金は料金ページをご覧ください。
次のステップ
たった4ステップで、LLM API の最初の一歩を踏み出せました。次はぜひ、コードからの呼び出しに進んでみてください。